男着物の加藤商店ブログ» 茶道の着物と袴

2018年05月28日お問い合わせ, 着方・ハウツー Kobayakawa

Jリーグのヴィッセル神戸にあのスペイン代表イニエスタが来ることになったそうですね。サッカーファンの私は興奮しっぱなしです(^-^)

小さな子供たちにとっても身近に大スターがいて、そのプレーをまじかに見ることができるようになるので本当に素晴らしいことだと思います。これをきっかけに日本のサッカーも強くなってくれたらいいですね♪

さて、先日ですが茶道の着物と袴を誂えたいとのことで

そんなホットな街「神戸」からお客様がご来店されました。

茶道教室は京都まで通われているそうで、その帰りに寄っていただいたそうです。

習い始めて数カ月だそうで、最初の1着目ということだったので

まずは手入れのしやすい洗える着物を気に入って頂きました。

ちなみに今は浴衣を着てお稽古をされているそうですが着物を誂えてみたいとのことでのご来店です。

当店でご用意できる洗える着物の反物はいくつかあるのですが、茶道にあいそうなのがこちらです。

左のフシのある表面のものが「紬」で、右がちりめん生地です。

↓ちりめんは小さな凹凸のあるシボが特徴です。↓

ちりめんは後染めといって、織った白生地を染める着物。

↓こちらは紬生地。

紬は先染めといって染めた糸を織ってできる織りの着物です。

紬のほうがちりめんよりも丈夫でしっかりしている風合いです。

どちらの生地も茶道の着物としては問題ないようですが、シボ(凹凸)のある”ちりめん”のほうがやや柔らかい風合いです。

ちりめんの方がお茶会用に着られることは多いそうです。

今回はちりめん生地を着物に仕立てて、丈夫な紬を袴に仕立てます。

(ちりめんを袴には使いにくいので)

そこで、

着物の手配させて頂くのがこちらのちりめん反物。仕立て代込で約30,000円

袴は紬の反物です。(こちらも仕立て代込で約30,000円)

色目は紺が好きだとのことで着物と袴のどちらも濃紺で濃淡をつけた組み合わせになりました。

あわせて約60,000円で着物と袴をご用意させてもらいます。

色目を選んで頂いたところで採寸を♪

既製品を試着してもらいながら、誤差などを測ります。

お届けまでの納期は約40日なので、今からだと7月の中旬以降です。

出来上がりが楽しみです(^-^)