男羽織の粋な着方

着方・ハウツー Kobayakawa




羽織は着物を着る時には必ず着ないといけないものではありません。着物だけを着ることを「着流し」ともいいますが、これから寒くなる時期などには羽織は「防寒着」としても着られます。そして着るだけで「きちんと感」が出てくる上着のようなものです。

男着物

ちなみにコートは室内では脱ぎますが、羽織は室内では必ず脱ぐものでもありません。着ていても脱いでもどちらでもOKです




そんな羽織ですが、を着る時の着方が決まっているというわけではありませんが、野暮ったくなく、見た目に粋でカッコいい「着方」をご紹介したいと思います。




ジャケットを着るように袖を振り回さない

男性が羽織を着る時に気を付けてほしいのが、ジャケットのように着ないこと。というのもオーバーアクションが着崩れの原因にもなりますし、野暮ったく見えてしまいます。

羽織の着方

簡単な羽織方はこちらをご参考下さい





①羽織を肩にかける

羽織の着方
下から肩に掛け、両手で衿先をもち、背中心が真ん中にくるようにする





②羽織に袖を通したら、着物の袖(袂)がきちんと羽織の袖(袂)に入るようにします

羽織の着方
袖をきちんと入れていないとモコモコして、動き辛くなります

③衿を外側に折り、羽織紐を結ぶ

羽織の衿は着物の衿に沿わせます。着物の衿が見えるように羽織の衿を半分に折ります。さりげなく着こなすと見た目にもかっこいいですよ♪

最近の羽織紐には「S管」と呼ばれるものがついているので、その都度結ぶ必要もなく、S管を引っかけるだけで簡単に取り外しもできます。



こちらの方が見た目には格好いいので、羽織の脱ぎ着をするときは意識してくださいね♪



最後になりますが、着物と羽織りのコーディネートを少しご紹介します。

男着物と羽織
男着物と羽織
男着物と羽織

個人的には着物の色目は薄くして、羽織に濃い地のものをコーディネートするのが好きです。