紋付とは

着物用語集 河村 
  

紋の入った着物や羽織、ひいてはその装いのことを指します。紋付には、一つ紋、三つ紋、五つ紋があり、紋数が多い方が格上です。 ...

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羽二重とは

着物用語集 河村 
  

羽二重は生地の一種です。男性の第一礼装である黒紋付や、喪服に使われる最高級の織物です。多くの生地が糸に撚り(より)をかけて織り上げるのに対して、糸を撚らずに織る羽二重はなめらかできめ細かい生地になります。 一式揃った黒紋付セット &nbs...

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お召とは

着物用語集 河村 
  

お召はお召縮緬の略称で、ちりめんの一種です。普通ちりめんは後染めされる生地ですが、お召は糸を染めてから織りあげる先染めが施されている少し変わった織物です。この風合いを将軍の徳川家斉が気に入り、好んで着たことから「お召」という名が付けられました。織りの...

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ちりめんとは

着物用語集 河村 
  

代表的な着物生地の一つです。「シボ」という特有の凹凸があります。白生地になったものを染める「後染め」が施される素材です。後染めされたものを「染めの着物」と呼びます。(対して、糸を染めてから織りあげることを「先染め」といいます。紬などが代表的です。これ...

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紬とは

着物用語集 河村 
  

紬とは紬織物の略称です。生地に「フシ」という凸凹が特徴の織物ですが、昔は手作業で糸を紡いでいたのでこのような独特な風合いが生まれました。真綿を紡いで(つむいで)糸にしたことから紬(つむぎ)と名付けられた織物は、その昔一般庶民の野良着として流通していた...

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正絹(しょうけん)とは

着物用語集 河村 
  

正絹(しょうけん)とは品質が絹(シルク)100%のことです。反物などの絹織物で使用される表現で、絹100%の品質であることを「正絹」「正絹もの」と呼びます。光沢や艶があるものなど高価なものが多く、着物=高級という世間一般のイメージはこの正絹が由来しま...

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袖無双とは

着用事例 河村 
  

襦袢の袖を指す用語です。生地が二重になっている袖(裏地が付いている袖)のことで、一般的な襦袢袖の形状です。夏物だと単衣袖(裏地がついていない袖)の方が涼しくて好まれます。襦袢の形状を「袖無双胴抜き」と表現することがありますが、これは「袖は裏地付きで胴...

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半衿とは

着物用語集 河村 
  

襦袢の衿にかかっている生地で、首回りの汗や皮脂などの汚れが直接襦袢や着物に付かないようカバーの役割を果たします。簡単に取り外し可能で、汚れたら取り換えたり、好みの色の半衿を付けておしゃれを楽しむところですが、既製品だと取り外しできないものもあります。...

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半襦袢とは

着物用語集 河村 
  

半襦袢は襦袢の一種です。長襦袢を簡略したもので、上半身だけの丈の短いものを半襦袢と呼びます。着用時に見える部分(衿と袖)は襦袢地を使用し、身頃は綿や晒しのものが一般的です。下半身はステテコや裾よけを着用します。日常使いや、袴と合わせる時には重宝します...

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裄丈とは

着物用語集 河村 
  

裄の測り方 着物の裄は、腕をななめ45度ほど降ろした状態で、首後の背骨(触ると出っ張っている部分)から肩を経由して手首のくるぶしまでの長さです。   洋服の場合、袖口でくるぶしは隠れますが、和装はくるぶしが見えるくらいが理想で...

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