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着物を買う前に知っておきたい注意点

普段着感覚や季節のお出かけ、同窓会や気軽なパーティーへの出席など、着物姿でお出かけしたいと、お思いなら単純に着物と帯があれば出かけられるというわけではありません。

こちらのページでは、「着物を着てみたいけれども基本的な知識がない」「着物は家族から譲り受けたものがあるんだけれどそれ以外に必要なものは?」など初心者・入門者の方が着物を購入する前に事前に知っておきたい注意点をまとめてみました。

お出かけに必要なものから、着物の素材による違いや取り扱い方法などをご紹介致します。是非ご参考ください。

1.男着物を着て出かけるのに必要なものは何?

自宅で着用やファッションとしての着用の場合などはこの限りではありませんが、それ相応の身なりを求められる場での着物の基本となりますので、最低限持っておきたいアイテムです

用意するものは?

バラバラに揃えていって自分だけのこだわり着物を着るのもいいですが、慣れないうちはお出かけに必要なものが揃ったフルセットなどは便利です。

初心者さんでも安心で一式揃っています!男着物10点フルセット/紬・無地/洗える着物

2.万能で汎用性のある着物は「紬(つむぎ)」です

着物も洋服と同様に格があり、洋装でいうモーニングや燕尾服にあたる第一礼装には「黒の紋付袴」を着ます。

それ以外の洒落着であったり普段着、パーティー、祝い着など様々なシーンで着ることができる着物は「紬(つむぎ)」といって汎用性があり、必ず持っておきたい着物です。

「紬」とは織りの生地で、生糸を染めてそれを織って生地にしたもので、ところどころ節(ふし)と言われるこぶのような風合いのことを言います。

紬の生地

紬の生地

礼装用の着物

こちらは礼装用の着物です

染めと織り

着物には「染め」と「織り」という2種類に分かれます。
「染め」とは白生地の反物に後から染色を施した着物のことをいいます。
「織り」は染色した糸を織りあげて生地にした先染めの着物をいいます。

その特徴は染めの着物はしっとりとした柔らかい肌触りで織りの着物は丈夫といわれています。そんな丈夫な着物を日常着には着られ、染めの着物は織りの着物よりも格が上とされています。

なかには大島紬などの織り着物でも工芸品なものもあります

染めと織り

3.着物の素材についても知っておきましょう

大きく分けて正絹(絹100%)、化繊、木綿、ウールなどがあります。
簡単に言うと正絹の着物は優しい肌触りに、程よい光沢感、そしてパリッとした風合いや特徴などがあります。

皆さんがイメージされるような「着物=高級」といった着物は正絹です。ただ、自宅の洗濯機では洗うことができないので汚れた時のお手入れは専門店に出さなければいけません。

最近よく着られている着物の中で洗える着物(化繊の着物ともいいます)というのがあります。化繊の着物は正絹と比べると見た目は変わりませんが「ごわっ」や「もっさり」した感じ、帯電が起きやすかったりもします。ですが自宅の洗濯機で洗えるということで人気です。

ウールや木綿なども水洗いで洗濯もできるので、いつでも清潔な着物を着られるので日常着などに最適です。洗濯後アイロンなどが面倒であればクリーニングに出してもよいでしょう。

どの素材が良くで悪いかというわけではとにかくありません。 素材によって取り扱い方法や保管方法などが異なりますので、着用頻度や着物の保管場所があるなど考えながらお選びになられた方がよいと思います。

着用頻度が多いので自宅で洗うことができないのは不便だと思いの方は洗える着物がお薦めですし、洗えなくても「風合いがよく、高級そうに見える着物がいい!」って方は正絹きものがお薦めです。
素材によっても品質も様々ですし、「正絹=風合いが良い」とも限りませんし、東レシルックなどの洗える着物であれば、繊維が絹と似ているので、風合いもよろしいものはたくさんあります。

素材によって取り扱い方法が変わりますので事前に理解したうえで購入した方がよいでしょう。