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男着物の加藤商店

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店主加藤大典の着物コラム『柔軟な着こなしがあってもいいじゃない』

現代の小物を取り入れたお洒落が好きです


最近、着物を着るときに気を使っているのが
「古臭く見えないようにすること!」
普段でも使っている小物や鞄なんかを取り入れて着こなし行こうと思っています。
というのも、男の着物って女性と比べても地味だし、
どちらかというと「古臭ーい」イメージを持っていました。
確かに男が着物を着ていると目立つし「いいですねー」ってな感じで褒めて頂けるんで
嬉しいんですが、なんとなくですが、古臭いというイメージが先行してたんですね。
20代の頃なんて、着物を着ている人はいないし、
どうしても流行の服に目移りしてしまっていたので。
僕自身が古臭いと思っていたのだから、着物に馴染みのない人も
そう思っているいらっしゃるかもしれませんね。
だから着るときには自分にしかできないお洒落というか、
古臭く見えないように心がけています!
正統な着方も大事だけれど、何か他の人にはできない着方がしたいと思っていましたし、
今でもお洒落な着方をしてる人だと思われたいのです。

身の回りを見回すと

ストローハット

浴衣にストローハットを
合わせるだけで、
レトロなスタイルに

現代風着物

柄物のコートにハット、
ストールといった小物活用


着物を着るときに帽子をかぶってみたり、
特に浴衣の時の被るストローハット(麦わら帽子)は
最高にかっこいいと思いましたね!
ストローハットは、たまたまNHKの昭和10年代のドラマを
見た時に着物に帽子を被っていたのを見たからです。
そう考えると、意外と自分の回りを見回してみると
色々お洒落な小物が転がっています。
昔の人だってその時代にあった小物を
取り入れたりしていたんですよね。
特別だと思っている着物も洋服もそんなに違わないし
難しく無いと思いますよ♪
だから洋服を着る時にも使っている革の鞄や、
寒くなった時にはカジュアルなショールなど、
今の物も上手く取り込んで自由に工夫をしながら
自分なりのお洒落を楽しんでいこうと思います。



砕けすぎるのは好きでは無い!


アレンジ着物

基本は崩さずにアレンジを加えたスタイルです

芸能人が衣装感覚だけで肩を出してみたり、
ミニスカートみたいに裾の短い着物や浴衣は好きではありません。
個人的にはどちらかというと反対です。
着物は日本人の体形にあっているので
きちんと着こなすからこそ綺麗に見えると思っています。
茶髪が日本人には違和感を感じるのと同じで、
きちんと着るから着物や浴衣ってのが日本人には映えるし、
似合います。
少し話が脱線してしましましたが、
私は基本的な着こなしを知ったうえで、
アレンジして着物を楽しんでいこうと思います。
あとは、ハンカチでなく手拭いを持つなど
ほんのちょっとした工夫だけで個性も楽しもうと思っています♪