夏の終わりの浴衣活用法|男着物の加藤商店

トップ > コンテンツ > 夏の終わりの浴衣活用法


夏の終わりの浴衣活用法!!〜浴衣から着物への扉を開けてみませんか?〜

夏祭りや花火大会シーズンも終わり、そろそろ来年に備えて浴衣をタンスにしまうか…
そう考えている人は少し待って下さい!!
本当に浴衣の出番はそれで終わりですか?

浴衣を普段着のようにして楽しんでみませんか?

しかし、8月下旬以降の浴衣着用は少し寒いのでは?
と思われるかもしれませんが、実は寒さに対応する方法があります。

それは、着物風に浴衣を着こなすことです!!

浴衣と着物で違いはあるのか?

そもそも浴衣と着物では何が違うかというと、長着自体に違いはありません。例えば形が違うとか縫製が違うといった点など特にありません。

浴衣と着物比較

※左が浴衣で右が着物ですが、生地の違いや裏地の有無はあれど、形状や縫製に違いは見られません。

着物風浴衣コーディネート

長着は浴衣ですがそれ以外を着物と同じ着こなしにすることで夏着物として着用しています。

明確な違いといえば襦袢を着用するか、足袋を着用するか、履物を下駄にするか雪駄にするかの違いです。なので、浴衣の下に長襦袢を着て、足袋を着用して、雪駄を履くと(下駄でもOK)着物として着用することができます。また、帯は浴衣で使っていたものを着物に使いまわすことが可能です。

よく、「浴衣は所詮寝間着の延長なのであまり外出着には向かない」と言われます。しかし、浴衣の生地や柄によっては夏着物として着られるものも多く、当店で取り扱っている浴衣に関しては、着物をベースとした生地や柄行で生産されている商品が多いので、気軽に外出着として着られます。

派手柄浴衣とシンプル浴衣の比較

ただし、左のようなシンプルな浴衣だと着物感を出すのは簡単ですが、右のような派手柄浴衣だと着物感を出すのは難しいので、あくまで夏のカジュアル着として着たほうがいいです。

普段着としての着こなし

ただ本格的に着物的な着こなしをすると、仰々しくなって普段着としてはちょっと…となるかもしれません。その場合は、もう少しラフな感じで着物を捉えてみましょう。

例えば、長襦袢を手持ちの洋装アイテムと変えてみてコーディネートしてみてはどうでしょうか?

襦袢の代わりにTシャツを着てみたり、Yシャツを合わせてみたりなど、カジュアルジャケットの下に着るインナーのような自由な発想でコーディネートを楽しんでみてはどうでしょうか?

浴衣Tシャツコーディネート

浴衣の下にTシャツを着用し、履物をサンダルにするという究極の和装カジュアルスタイル

浴衣Yシャツコーディネート

浴衣の下にYシャツを着用し、足袋と雪駄を履き崩したイメージの中にもフォーマルな印象がでるコーディネートです

足袋は多彩な種類があります

また、足袋に関しては、靴下感覚で色を合わせてみたり、時には柄物で派手目の足袋もチャレンジしてみてはどうでしょうか?足袋自体は安価なものも多く種類も多いので、たくさん揃えてコーディネートの幅を広げやすいアイテムです。

雪駄の代わりに下駄を着用

足袋に下駄をあわせるのもありです

履物は無理に雪駄を買う必要はありません。浴衣を買った時にセットされてた下駄をそのまま履いても、足袋を履くことで裸足とはまた違った印象になります。

雪駄の代わりにサンダルを着用

雪駄を買うにしてもいきなり本格的な畳敷の雪駄ではなくゴム底やビニール板の雪駄ですと安価で履きやすいので手を出しやすいです。どうしても鼻緒がついた履物に慣れない人はカジュアルなサンダルなどと合わせてみるのもいいかもしれません。

着物というと着こなしのルールが難しく、何かとお金がかかると思われている人も多いかと思いますが、もう少し自由な発想で、自分の手持ちのアイテムを組み合わせてコーディネートするだけで着物への扉を開けられます。

着物というと着こなしのルールが難しく、何かとお金がかかると思われている人も多いかと思いますが、もう少し自由な発想で、自分の手持ちのアイテムを組み合わせてコーディネートするだけで着物への扉を開けられます。

もしこの機会に、和装に対しての興味を持てるようでしたら、浴衣をキモノ風に着こなすことでお出かけを楽しまれてはいかがでしょうか。